小雲電視盒で違法映画・ドラマ鑑賞 8,000台販売で権利侵害11億台湾元 警察は12人を逮捕・送検
2025/10/20 台湾桃園市の張という男らは、中国からセットトップボックス(STB)を輸入し、「小雲電視盒(小雲STB)」という名前で販売していた。張らはユーザーに違法ソフトウエアをダウンロードするよう指導し、権利侵害の映画・ドラマコンテンツを鑑賞させていた。2020年の営業開始から現在までに少なくとも8,000台を販売しており、1台の利益を3,000台湾元(約14,900円)として推算すると不法に取得した利益は2,400万台湾元(約1億1,880万円)を超える。刑事局は2年前に捜査網で犯人を特定し、事件に関与する張ら12人を次々と逮捕し、著作権法違反等の罪で送検した。権利者による鑑定後、権利侵害市場価格は11億台湾元(約54億4,700万円)を超えると推定された。検察は先日捜査を終結して起訴した。
刑事局知財大隊偵二隊は2023年にネットショップやSNSソフトの情報収集をしていた際、張(男、40歳)らがマンション内に会社を設立後、権利侵害の映画・ドラマコンテンツの鑑賞ができる「小雲電視盒SVI CLOUD」を1台約2,000台湾元(約9,900円)で中国から輸入し、5,000台湾元(約24,800円)でネットショップや店頭で販売していることを突き止めた。2020年の営業開始から取締りまでの間に少なくとも8,000台が販売され、不法に取得された利益は2,400万台湾元(約1億1,880万円)を超えた。
非凡傳播股份有限公司等15社のテレビ局、日本の一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)、創意與娛樂聯盟(Alliance for Creativity and Entertainment, ACE)、美國電影協會(Motion Picture Association, MPA)から委任された中華民国衛星広播電視事業商業同業公会(STBA)が告訴し、桃園地検署が事件の調査を指揮した。
検察・警察は一昨年8月、昨年8月及び今年4月の捜査網で犯人を追い詰めた。新北市中和区、桃園市桃園区、台中市西屯区及び南区等を捜索し、事件に関与した張ら12人を逮捕し、PC本体、モニター、パソコン、STB455台、保証書、納品書等の証拠物品を押収した。警察による取り調べの後、著作権法違反等の罪で、検察の捜査へ移送された。また権利者が算定した張らによる権利侵害の市場価格は、11億台湾元(約54億4,700万円)に達すると推定された。
警察側はSTBの専用APP「YOGURTTV」に対して別途分析を進め、STBの接続ログインのドメインを特定した。裁判所に強制執行を申し立て、ドメインの解析とブロックを行った。ソフトウエアについても継続的に監視を行い、違法STBと権利侵害を阻止する。
桃園地検署は先日捜査を終結し、著作権法違反等の罪で張ら12人を起訴した。
※本文章は『台湾知的財産権情報サイト』から転載されたものです。