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グリーン商標実らず 出願件数はこの10年で最少2024年は1万件に満たず エネルギー分野の減少が最多 智慧局はコーポレートガバナンスにおけるESGの変更を評価 企業のポートフォリオ展開を奨励

2025/10/05 台湾

持続可能な環境で一時脚光を浴びた「グリーン商標」の魅力が後退してきたようだ。経済部智慧財産局(智慧局)の最新の10年間のグリーン商標出願統計によると、出願件数の累計は12万件を超えているものの、直近2年は減少傾向がみられ、2024年は1万件未満でピーク時に比べ36%減少し、件数、割合ともに直近10年間の最低を記録した。

 

グリーン商標が衰退傾向にあることについて、智慧局の廖承威・局長は、2025年にコーポレートガバナンスがESGで評価されるように変更され、全上場企業がサステナビリティレポートを作成するため、グリーン商標は必ずプラス評価になり、企業の注目と展開が促進されると強調した。

いわゆる「グリーン商標」とは、エネルギー製品、運輸、省エネ、リサイクル利用、汚染防止、廃棄物管理、農業、環境保護意識、気候変動といった9大分野にわたるグリーン商品又はサービスを指す。

 

智慧局がまとめた2015年から2024年の間の台湾におけるグリーン商標出願件数は合計125,781件であり、商標件数の14.3%を占める。つまり、約7件のうち1件はグリーン商標に属することになる。そのうち6割超が台湾内からの出願で、外国からの出願は4割に満たない。

 

全世界が2050年のネットゼロ排出目標に向かっているところであるが、この調査は一つの懸念を浮き彫りにしている。2015年のグリーン商標出願件数は1812件であったがその後増加し、2020年のピークには15,108件に達した。続く3年間はいずれも高原期(プラトー期)を維持した。しかし2023年に突如11,317件に急落し、2024年は更に9,751件まで減少し、初めて1万件を割り込み、全体に占める割合も10.7%となった。ピークの年と比較して36%の大幅減少となり、件数、割合ともに直近10年で最低となった。

 

さらに、この10年間の商標出願総件数の平均成長率が1.5%であるのに対し、グリーン商標の成長率はマイナス0.42%であり、勢いの衰えが懸念材料となっている。ただし、廖承威・局長は、直近10年の台湾グリーン商標出願件数には確かに増減の起伏があるが、長期的に観察すると全体的な傾向としては概ね安定して成長していると述べた。

 

台湾グリーン商標の10年間の出願件数を分析すると、上位3位は順に「省エネ」、「汚染防止」、「エネルギー製品」であり、三者の合計で8割近くを占めている。これはEUの出願分野に似ている。更に詳細に見ると、「省エネ」、「太陽エネルギー」、「空気浄化」の3カテゴリーが最も多いが、昨年は「電力貯蔵」が3位に浮上し、空気浄化のカテゴリーを追い越した。

注目に値するのは、2024年のグリーン商標の減少と、エネルギー製品の昨年の出願件数がこの10年での最低を記録したことが、関連している点である。しかし、環境保護意識と気候変動の両分野は逆に成長しており、後者の年成長率は90%に達した。

 

国別に見ると、台湾における登録の統計であることから、2015年から2024年の最大の出願国は自ずと台湾となり、中国と日本がそれぞれ2位と3位となり、その後に米国、香港、韓国が続いた。日本はグリーン商標の9大分野のうち8分野で上位3位に入り、平均で第3位となってケイマン諸島を追い抜いており、積極的な努力と追い上げが見られる。しかし、2024年の台湾におけるグリーン商標はそれほど増加していない。これは、各国の占める割合が若干低下したことにも関係しており、なかでもドイツの減少が最も多かった。

 

※本文章は『台湾知的財産権情報サイト』から転載されたものです。

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